マイホームに求める
条件をクリアした
リノベという選択肢

昔ながらの街並みが残る、熊本市南区の住宅街に建つTさん邸。育ち盛りの３男１女とTさんご夫妻が、２匹の愛猫とともに暮らす空間は、にぎやかで温かな空気に包まれている。Tさん一家が、この場所に新居を構えたのは、２０１６年のこと。子どもたちが成長するに連れ、アパートが手狭になってきたことや、かねてから奥さまの夢だった自宅サロンの開業を視野に入れ、住み慣れたエリア内で新居を探すという少々ハードルの高い理想を掲げて、マイホーム計画をスタートさせた。

ところが、そんなTさんご夫妻の理想は、すぐに打ち砕かれる。「土地から探して、店舗付き住宅を作ろうとしたって、到底予算内に収まるはずもないですよね（笑）」。それでも、新居に求める３つの条件を諦める選択肢はなかったというTさん。当初の希望はそのままに、予算と敷地面積を優先して、リノベーションの方向に舵を切ったのだ。

「すると偶然、アパートの近所に売家が出て〝ここしかない〟と覚悟を決めました。ところが今度はリノベを請け負ってくれる業者がみつからなくて…。そんな時、知人の紹介でBLESSさんに出会いました。無謀なことを望んでいることは、それまでの経緯からわかっていたのですが、BLESSさんは、嫌な顔ひとつせず、知恵を絞ってくれるので、どんどんアイデアが湧いてきました」。

子ども部屋をスタジオに
大胆な発想で夢を実現

１階の半分と２階の一部をサロンスペースとしながらも、家族がのびのびと過ごせるプライベート空間を確保し、大満足のリノベーションを遂げたT邸。完成から５年という時を経て、今回、新たな夢を叶えるために、さらなるリノベーションに踏み切ったとか。「実は、サロンを計画した当初は、サロンの施術とヨガを絡めたいというアイデアがあったんです。さすがに予算的に厳しく断念していましたが、日々サロンワークに取り組む中で、お客さまの心身の状態をもっと細やかに知る機会が欲しいと感じていました」と想いを口にする奥さま。そこで、使用頻度の低い２階の部屋をヨガスタジオに改装する計画を思い立ったとか。

「本来２階は、子ども部屋として用意していましたが、リビングが大好きな子どもたちなので、スタジオ計画にもあっさり賛同してくれたんです（笑）」。２回目のリノベーションの相談を受けた［BLESS］の反応を問うと、「最初は驚かれましたが、〝できないことは何もないですよ!〟と快く応じていただきました」。設備や間取り、動線、壁紙や取っ手など、細かい部分まで妥協することなくセレクト。完成したヨガスタジオの屋号「ダンデライオン」は、〝たんぽぽ〟の意。可憐でありながら深く根を張り、力強く生きるたんぽぽの在り方に、着想を得て名付けたものだとか。メンズクラスの設置や、日替わりのインストラクターなど、充実のラインアップで、２０２１年６月のオープン以来、クチコミで評判を集めている。

「この家で５年間過ごして感じるのは、人が集いやすい空間だな、ということ。家の個性を生かして、家族の絆や、人とのつながり、個々の夢を育む場として、これからも変化を恐れずに場作りをしていきたいですね」。たくさんの夢が集うT邸は、これからもたんぽぽのように、たくましく、しなやかに成長を続けていくのだろう。

物件概要

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