最近、ゆらいでますか?
気持ちが惑うというような意味ではなく。
例えば、川のせせらぎの音や、木漏れ日のゆらめき、たき火の炎、波の音。
そういうものを感じていますか?
私たちのいる地球や宇宙には、「ゆらぎ」というものが存在しているのだそうで。
先に挙げたような、自然界から得られる心地よい音や視覚的なものの他に、
赤ちゃんが聴いているお母さんの心臓の音や
人の心地よい歌声(宇多田ヒカルさんの歌声など顕著なんだとか)など
そういったものから自然と発生している、規則性と不規則性が絶妙に合わさったリズムのようなもの、
それが「f分の1ゆらぎ」と呼ばれるものだそうです。
どれも本能的に心地よく、リラックスできるものですよね。
「f分の1ゆらぎ」はヒトにとって心地よい空間や情報を与えてくれるものと言われ、
その中に、木の「木目」も含まれています。
まっすぐだったり、ゆらゆらしてたり、ぎゅっと細かに並んでいたり、ばらばらの太さだったり
ひとつひとつ違うそのリズムが、ほっとさせてくれるのだとか。
ちなみに。
人の目って、本物の木目と、人が作り出した木目を、はっきりと見分けることができるのだそうです。
木に似せて人工的にデザインした「木目調」の模様であっても、
それが本物ではないとわかる(素材感とか見る人の視力は別として)。
木も人も生き物。
本能的に、心地よいと感じるものや、目が引き寄せられてしまうものってあるんでしょうね。
近年の住まいというのは、
効率よく、規則正しく、工業的な規格品として作られるものでもありますが、
お家時間が長いこの時代だからこそ
木材を見えるところにデザインして、ゆらぎを家の中に取り入れてみる。
生き物としての心地よさが得られるかもしれません。
例えばこんな記事もどうぞ。
1/fゆらぎとは|心地よさとの関係 – 空間情報クラブ
https://club.informatix.co.jp/?p=1994