20万キロとはいったいどこからどこまでなんだろう、と呑気に検索してみたところ地球一周は約4万キロ、というインターネットの回答に驚いた。世間では常識なのかもしれないが、私にとっては感覚的に熊本からちょっとそこまで、くらいだと思っていたのに。もうすぐ私の愛車の古いジムニー君は20万キロを迎える。ということは地球5周分を走った計算。
とはいえ私のところにやってきた時のこの子はすでに10万キロを超えていたので、多分一緒に走ったのは地球2周分くらいだけれど、それでも大した距離だなあ、としみじみと20万キロ、という大きな節目を前に思う。
徒歩圏内に映画館があるというのに全然通っていない、ということを(勝手に)後ろめたく感じていた。今年こそ映画イヤーにしようと、久しぶりに映画館で映画を観て、見終わってやっぱり車っていいな、と映画館の年間パスを買った。
何だかふと実家の車もずっと変わっていないなあ、と思い、「母の車は何万キロ?」と電話で尋ねると「ちょうど40万キロ超えたとこ。」との返答。上には大いなる上がいる。利便性とかもちろん色々あるけれど、いつだって自分の「好き」はなにより自分が知っていたいし、尊重したい。未だに大きな駐車場に停まっているこの子を遠くから見つける度に最高可愛いな、と思える幸せ。
でも、映画の影響で天井が開く車も少し憧れた。ほんの少しだけ。今年は沢山映画を観よう。