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【IE・KURA COLUMN】「思わせる」技術~お洒落雑誌篇~

モノの真価を見極めている人はわずかだ。子供が描いたような作品なのに「あの美術展行った?やっぱ●●は違うわ」、坊さんのお経にしか聞えないのに「今回のアルバムはマジやばいよ」etcわかった風の友達との会話に曖昧な相槌でやり過ごす。そんな経験は誰にでもある。が、安心してください。その友達も受け売りで本当はわかったフリを懸命にしているだけ。

家を建てたら誰かを招待したい。でもダサいとは思われたくない。 そんな時は安くてお手軽な雑誌が大活躍。アート、ファッション特集がベター。「でも良く知らないのに深い質問されたらどうしよう」。そんな時にはこのセリフ「あんまり詳しくはないのだけど、純粋に見てていいなぁっ て思うんだよね」である。詳しくないのにこの良さがわかるなんて感性凄いかも。勝手にそう思ってくれます。表面的な雑誌の世界へようこそ。

新型コロナの影響で休業しているが実は横浜でバンクシー 展やってます。9月27日まで(5月10日時点)

SWITCH写真家・佐内正史特集。ブレブレの満島ひかりが表紙。わかってる感しかない

古本屋に行ったら美術手帳を買いましょう。みんな買う雑誌ではないのがポイント

執筆者・荒木 久尚 Hisanao Araki
本誌編集長(言ってみたかっただけ。何もして ない)。広告代理店代表、縫製工場、青果卸の会社の副社長してます。キャンプとかバイクとか男らしいの苦手。出不精、文系おじさん。

*『くまもとの家と暮らし』02(2020年5月25日発行)の記事より再掲載しました。

家と暮らし編集部

熊本で家を建てたい方に向けた情報を発信しています。タブロイド雑誌 は年に3回発行(2月25日、6月25日、10月25日)。本体価格500円+税で、熊本県内、福岡県南の書店・コンビニで発売中です!

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