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特別をつくるということ。

想像もしていなかった日常が始まったのが
確か今年の2月、冬のこと。

もう少し、もう少し。
春が終われば、夏が終われば、秋には。
そんな事を言ってるうちに
気づけば冬になりました。

いつまでマスクをしとけばいいんだろうねと
話していたのに
日常にマスクはなくてはならないアイテムとなってしまったし
どうやって接触を減らすかという事に
仕事も生活も指針が変わってしまった。

私たちの「日常」は変わってしまって
元どおりの生活、というものは
戻ってこないかもしれない。

それでも人生には特別な事があって
それは誰かと結婚する事だったり
子どもを産む事だったり。

今年は大声でおめでとうもありがとうも
言えなかったんじゃないかと
寂しい気持ちになるけれど
「形だけでも」と写真を撮る機会が多かった。

地元の幼馴染みの結婚写真を撮ったり

結婚式が延期になった夫婦の前撮りをしたり

誰かのおめでとうを形にして
たくさんの人に届けることができたらいいなぁ
なんて。
エゴかもしれないけど、
思うよね、いいよね。

そしてこれはちょっと変わった特別。
「今日で愛車が最後だから」と
写真で残すお手伝い。

お祝い事だったり
何かの始まりに写真を撮ることが多かっただけに
なんていかした依頼だろうと感動した。

夫婦はもちろん
子どもたちとのたくさんの思い出が詰まった車と
最後にドライブをする幸せな家族。

日常は無くなったわけじゃなくて
特別が作れなくなったわけじゃなくて

周りの人に、環境に、いろんな事を教えてもらえるなぁ。

そんな日常が、愛しくてたまらないです。

大塚淑子編集・カメラマン・ライター

1985年生まれ、福岡県八女市出身。熊本を拠点に編集者・フォトグラファー・ライターとして活動中。かためのプリンとコーヒー味のおやつに目が無い。

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