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7年使っているまな板のはなし

我が家には7年間使い続けている、木のまな板があります。

購入したのは、2014年の9月。
元々は、小国杉の洒落たカッティングボードとして売られていたものですが、
我が家ではくらしの道具として、毎日毎日ガンガン使っています。

でも、木のまな板ってカビがきそう、汚れやすそう、って声もありますね。わかります。

それではご覧ください、
6年目のスギまな板の写真がこちら。

野菜を切り肉を切り魚を切り、無数の傷をつけてひたすら使い込み、
白ぼけたり黄ばんだりと変色していますが、
そこまで汚くもない(と私は思っている)。

学生の頃はスーパーで買える真っ白な抗菌プラスチックまな板を使ってましたけど、
ボロボロになって、切った傷跡が黒くなって…と劣化してましたし、
見た目にはあまり大差ないような…気がします。

そして、木のまな板の最大の推しポイント。

表面を少ーし削って、磨いて、オイル塗装すれば、きれいになるのです。
木のまな板はちょっと厚みがあるぐらいのものが多いので、多少削っても全然使えます。

それではご覧ください、
2020年初夏、職人さんのメンテナンスにてリペアされたまな板がこちら。

まるで新品…!!感動です。うれし過ぎて撫でまわしました。
すべすべで気持ちよくて、撫でる用にしようかと思ってしまいました。

前回のお話で言いたかった、「木製品だからこその、大らかな気持ちでいられる理由」は、
こうやって、リペアしてくれる職人さんがいるということ。
傷ついても、ペンで落書きしても、色あせても、壊れても、メンテしてくれる人がいれば心強いです。

小国町には少なくとも10人は職人さんがいますが、
熊本県内、各地にもいるはずです。近所の大工さんもできます。

「あなたの町のでんきやさん」とか「かかりつけ医」みたいな、
かけこめる職人さんを知っていると、くらしがちょっと変わりますよ。

—–

補足。

日本の木のまな板というと、ヒノキとか、イチョウとか、ヒバとか、やや硬めな木を使うことが多いようです。
そんな中で、スギは邪道なのかもしれません。
いやいやあんなやわらかい木、まな板にしたらボロボロになるし!って言われたことも実際あります。

でも、7年使っている私は、特に不満もなく、今日もキッチンで当たり前のように使っています。

後から聞くと、スギはやわらかいから包丁の刃を傷めないということで、
あえてスギのまな板を選ぶ料理人さんもいると聞きました。
刃ではなく、自分の方がへこんでくれるやさしい木。

この道具には当然これだろう!と、一般的な常識やこだわりは人それぞれですが、
使って危なくない、みんなに良くないことが起きないのであれば、
身近な素材を生活の道具にするというのは一つの選択肢かもしれません。

自分の気持ちに沿ってくれる道具と巡り合えるといいですよね。

Family camp site imonkoro / location
PIECE FACTORY / product
Yuji Ishimatsu×Shuhei Kaga / photographer

入交 律歌阿蘇小国杉のくらし 企画係

森のこと、木のことが好きすぎて、熊本の端っこ小国町に移住。SNSなどで林業母子として3歳児と共に木のあるくらしを発信中。昼は小国町森林組合というゴリゴリの山の職場にいます。