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才能。

個性豊かな4人兄姉の末娘だけど
秀でたものが一切ない幼少期でした。

だけど幼稚園の時に、天才を育てる塾に通ってたおかげで
百人一首を全部覚えていたり、都道府県庁所在地を全部言えたり
兄の漢字ドリルを全部答えたり、
まぁ本当に家族待望の天才児の誕生!
かと思いきや、
クラシックバレエを挫折し少年サッカークラブに入ったことで
持っていた異常知識が飛んでいきました。
ヘディングのしすぎ?

サッカーをしたりトランペットを吹いたり、
厳しすぎる家の規律に反いたり、
才能なんて持ち合わせてなくて平凡だった私が
まさか大人になっていわゆるクリエイティブな仕事をしてるとは、当時のわたしはどう思うかな。

兄は頭が良くて、バイオリンが弾けて
長女は体強すぎて、中学時代の体力測定で男子合わせて学年2位
次女も頭が良くて、多趣味すぎるほどの挑戦家

だれにも勝てない!
と、存在意義を見出すために、ひたすらひょうきんな子どもになった。

そんな話はさておいて、才能の話。

先日、友人である油絵画家の松永健志(たけちゃん)の個展に行った。
彼の絵を初めて見たのはまだ出版社に勤めていた頃で、
その時も長崎書店で個展をやっていた。

その時は「200円2000点の小品たち」という個展で
色鉛筆で描かれた具象画。すべて200円。
子どものお小遣いでも買えるそのイラストたちは
子どもはもちろん、私の心も鷲掴みだった。

心底感動して、ファンになり、知人になり、友人になった。
そんなたけちゃんの新しい個展「WHITE」。
すっかり有名人になったたけちゃんの個展には、
開店前から人が並び
限定1000冊の原画付きの画集は販売前から予約が殺到した。

たけちゃんの才能は素晴らしいものだけど、
それ以上にたけちゃんと、奥さんのゆうこちゃんが大変な苦労をしてきたことを知ってるから
どんな思いで描き続けてるか知ってるから
才能だけで描いてるんじゃないんだよって、思う。

photo by autoboy2

大塚淑子編集・カメラマン・ライター

1985年生まれ、福岡県八女市出身。熊本を拠点に編集者・フォトグラファー・ライターとして活動中。かためのプリンとコーヒー味のおやつに目が無い。

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