くらしの知恵をみんなでわけあい、
新たな技術をかけあわせながら次世代につなぐ、「ムラの暮らし研究所」。
そんな学びの場が、小国にはあります。
2016年に始まって以来、1000人近くが参加しているのだとか。
先日の日曜には、暮らしの家具づくり講座として
小国杉のキッズチェアをつくるワークショップが開催されていました。
その名も、「家族といっしょに育つ家具」。なんとすてきな。
会場は、森の中の芝生の広場・木魂館。珈琲の香るタープの周りには
木工の勉強に。
プレゼントに。
生まれたばかりの我が子に。
兄妹みんなで使えるように。
などなど、いろんな気持ちで参加されている人々の姿。
子どもさんと一緒に参加されている方も多く
上は小学生から、下は8ヶ月まで、ちょこちょこと動き回る姿もたくさん。
ちょっと年上の子が、年下の子と遊んであげたり
その子が、また年下の子のお世話をしてあげたり。
大人同士は、そんな子どもたちの姿を見ながら、家具を組み立てていく。
みんなで見守りあい、見守られながら進んでいくワークショップ。
木のある姿って、こうして自然と人が集うコミュニティの真ん中にあったり
集わずとも誰かのためを思いながら拵えたり
こんな時代だからこその、真価があるのではないか。
確かに、これは
家族と、そして地域と一緒に育っていく家具だ。
そんな風景をまざまざと見た春の日でした。
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ムラの暮らし研究所 阿蘇小国町 (manabiyanosato.or.jp)