とことん理想を追求!
大切にしたのは
自分たちにとっての正解。
無機質なガルバリウム鋼板と木のアクセントウォール。大きなタープが差し掛けられた、屋内とシームレスにつながるテラス。一見すると個人の住宅とは思えないほど、印象的な佇まいに目を奪われる。この家の主は、アウトドアやキャンプをこよなく愛するEさん一家。夫妻は[コムハウス]のモデルハウスと出会った瞬間、パズルのピースが嵌ったような感覚を得たのだとか。
アウトドアギアを土間のリビングスペースに飾りながら収納するアイデアに、鉄やスチール、モルタルをあしらう無骨でインダストリアルな空気感など「限りなく理想に近い」と感じたモデルハウスのお気に入りポイントも、Eさんらしいアレンジを加えながら、しっかりと家づくりに生かされている。
「自分たちがどう暮らしたいかは、明確に思い描けていました」と振り返るご主人。細部までデザインの工夫が凝らされた2Fのフリースペースや、玄関から土間を通じてバスルームまで一直線につながる動線。それらが象徴する暮らしやすさは、この家の大きな特徴のひとつだ。基本は、Eさん夫妻の希望を汲んで。さらにプロならではのさりげない提案を組み込むことで、どこにも妥協のない家づくりが叶ったという。
また、特筆すべき点がもうひとつ。それは、木陰で過ごしているような心地よい〝暗さ〟だ。LDKはマットなグレーのクロスで統一し、照明もダウンライトではなくお気に入りのペンダントが主役。タープで直射日光をほどよく遮れば、ひときわ陰影の美しい家の完成だ。一般的なセオリーよりも、自身の直感と感性を大切に。家族にとっての最適解をかたちにした家には、今日も明るい笑い声が響いている。
物件概要
ハウスメーカー | コムハウス | ||||
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予算 | ー |
この物件の事業所
たったひとつの椅子が私たちの暮らしに豊かさをもたらしてくれることがある。そんなことを信じながら提案してきた「心地よい暮らし」のためのインテリア。それをさらにもう一歩進め「あたたかい家族が育つ居心地の良い空間」をテーマに私たちは家づくりをはじめました。長年取り組んできた、細かいパーツへのこだわりや素材選び、その素材を活かす仕上げの大切さ、光や風の取り入れかたや暮らしの動線。足し算ではなく引き算から生まれてくるシンプルでぬくもりのあるデザイン。そしてなによりも大切にしているのは、建てた瞬間が一番良い状態ではなく、何年も経つうちにより良い状態になっていく…という家づくりです。この経年変化を楽しむという発想は、私たちが今までも、そしてこれからも「ものをつくり出す」上での大きな理念のひとつになっています。
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