広大な敷地に広がる
贅沢な平屋の住まいは
喧騒を忘れる別世界

玄関を入ると、中庭の緑豊かな植物たちが客人を迎えてくれる。高めにつくられた天井と、LDK一面に広がるハイサイドライト（高窓）から生まれるのは圧倒的な開放感。高窓なのでプライバシーもしっかり守られ、外の喧騒を忘れてゆっくり過ごすことができる。家の象徴でもある自慢の中庭は、ガーデニング好きのお母さまが丁寧につくり上げた大作だ。そしてK邸は、この中庭を囲うように部屋がつくられている。「今の時期は紫陽花がきれい。何時間でもずっと眺めていられるんですよ」とお母さま。「夜にライティングされた中庭を見ながら、家族でお茶をするのが一番の楽しみ」と奥さま。中庭を中心に過ごす憩いの時間が、すっかりお気に入りのようだ。

木目が美しい板張り天井は、デザイン性はもちろん、居心地の良い空間を演出。キッチン、和室スペースなどの空間ごとに段差をつけることで、陰影を作り出し空間にメリハリをつけている。「せっかく建てるんだったら、とことんこだわって、職人さんの手業を感じられる家にしたかったんです」とご主人が話すように、家の細部に職人の技が光る贅沢な造りになっている。建築関係の仕事をしているということもあり、妥協したくなかったと話すご主人。そんな家族が選んだのは、高性能でデザイン性も高く、自社職人のこだわりが光る［WITH DESIGN］だった。「職人さんと打ち合わせをするのが楽しすぎて。ついつい長話をしてしまいました」と楽しかった家づくりを振り返る。

「朝起きて夜寝るまでの『動き』を考えて、私たちなりに『暮らしやすい空間』を絵に描いて、南さんに見せました」と夫妻。欲しい部屋ごとに立体的に空間を描き、置きたい家具やコンセント位置まで記して渡す。南さんはそれらをつなげて間取りをつくり、図面に仕上げる。「こういう部屋にしたい『理由』が共有できたおかげもあって、本当にやりたいことが全部詰まったプランができて、感激しました」とご主人。まさに暮らしを描くように、家をつくり上げていった。

あえてつくった「余白」。
空間のゆとりは
心のゆとりを生み出す

「今の時代、廊下がない家も多いが、廊下があることで余白が生まれ、ゆとりが出てくる。そのゆとりが居心地の良さに繋がる」という建築家の話を聞き、ご主人がお願いしたのは〝余白〟をつくること。あえて中庭をぐるりと廊下で囲むことで、空間にゆとりを生み出し、かつ、どの角度からも中庭が堪能できるようにした。敷地の高低差を利用して、家の北側にスキップフロアを設置したのも、空間にゆとりをつくるため。天井の高さは同じでも、床高に高低差をつけることで、通常の平屋にはない縦の奥行きを感じることができる。

家族が希望したのは、インナーガレージと暖炉、玄関を２つ設けること。インナーガレージは、セカンドリビングから愛車を眺めながら寛ぐことができる造りに。家族用玄関をインナーガレージ内に設けることで、雨に濡れずに出入りができるようにした。 　性能面でも申し分なく、高気密・高断熱を示すUA値は0.6、C値は0.4という高水準。耐震等級も3級を取得し、数値にも裏付けされた安心安全な住まいとなっている。「室内の温度が一定なので、観葉植物も枯れにくくなったんですよ。寒暖差を気にしなくていいので快適です」とお母さま。「デザイン性だけではなく性能面でも大満足です」とご主人も大満足の様子だ。家族の希望を丁寧に聞き取りをしてくれたおかげで、理想以上の住まいができあがったと話すKさん家族。中庭を眺めながら、家族で過ごす時間はこれからも楽しく続く。

物件概要

この事業所の新築事例紹介