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「嘉祥」の日、和菓子を食べて厄除け・招福

いまだ終息の気配を見せない新型コロナウイルス感染症。
そして熊本県南部を中心に、県北でも甚大な被害をもたらした令和2年7月豪雨。
平年より11日も遅く梅雨明けをした今、うだるような酷暑が続いています。
体力も、気持ちも疲れてしまうことが多い日々ですが、こんな時こそ、おいしいものを食べて英気を養いたいものです。

今年の8月5日は、旧暦でいうと6月16日。一説によると、平安時代の848年6月16日に、当時流行していた疫病を鎮めるため、仁明(にんみょう)天皇が16個の和菓子や餅を神様に供え、厄除けと健康を祈ったことから、疫病がおさまったと言われています。
この時、元号を「承和」から「嘉祥」と改めました。

これに由来し、旧暦6月16日には和菓子を神前に供えて無病息災を願い、それをいただく「嘉祥喰い」という風習があります。現在では、嘉祥のならわしにちなんで、新暦の6月16日が和菓子の日に制定されています。
昔と同じように旧暦の6月16日に和菓子を食べて、除災招福と健康を祈りましょう。

参考文献
『暮らしのならわし十二か月』飛鳥新社

家と暮らし編集部

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