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とてつもない旅欲。

「新型コロナウイルス感染症」という言葉を耳にし始めたのは
いつだったっけ?

ふとそんなことを考えた。

なぜかというと、私のメンタル保持でもある「旅」にずっと行けてないからだ。

コロナ禍になって、仕事が一気に停止して、ちょっとずつ戻りだし
忙しい日々を過ごさせてもらってるけれど
心の拠り所がいまだにふわふわしている。

心許し合える仲と、美味しいご飯をつついたり、異国を旅したり
日本のまだ行ったことないところでその土地の文化をまじまじと観察したり。

そんな日々が支えだったのに、ここ数年それがぽっかり抜けてしまった。

仕事で少しづつではあるけれど、
九州内の出張は行けるようになり、
たまに東京や大阪も、実はこっそり行っていたりはする。

けれど、仕事が終わるとそそくさとごはんをテイクアウトして
ホテルの部屋でテレビを見ながら食べる。なんて寂しい時間なんだろう。

仕事の前後で一度だけ、
今年の夏の初めに
写真仲間と長崎は五島列島に写真旅に行ったっけな。

初めて会う人もいたけど
それでも「写真」という点で繋がってるから不思議と人見知りもせず
ただ好きな時に写真を撮る、その時間がとても楽しかった。

ボロボロの軽にカメラを突っ込んで
朝も昼も写真を撮ったりご飯を食べたり海に行ったりした。


最終日には、海辺の清掃にも参加して、この青い海を守る意味を考えたりした。

わたしたちの「当たり前」の日常は制限されてしまっているけれど
いつかコロナ禍というものが終わる時がくるはずだから
その時は思いっきり写真を撮りに出かけたいし
旅に出ています、と堂々と言いたいな。なんて思っています。

それにしても五島の海の美しさよ。
もう一度行きたいな。

photo/contaxt3

大塚淑子編集・カメラマン・ライター

1985年生まれ、福岡県八女市出身。熊本を拠点に編集者・フォトグラファー・ライターとして活動中。かためのプリンとコーヒー味のおやつに目が無い。

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