リビングでくつろぐ時、ダイニングで食事をする時、オフィスで、書斎で仕事をする時、場所や用途によっていろんな種類のチェアがありますよね。
チェアを選ぶ基準には、デザイン、座り心地、丈夫さ、価格帯、重さなど、座る人によっては大人、子供、お年寄りなど、年齢によっても様々だと思います。
私はチェアを見るのが好き、もちろん座るもの好きなのですが、お店で見かけた時は、空間に合わせて、テーブルに合わせて、どんな雰囲気が良いかなぁと、お得意の想像をするのが楽しいです。小さな一脚の中に、デザイン、素材や色も異なる要素がたくさん詰まっているチェアたち。
そんなチェアや、ソファを選ぶ楽しさは張地を選ぶことにもあります。ファブリックやレザー、フェイクレザーなどありますが、ファブリックには温かみ、レザーには高級感、フェイクレザーにはお手入れのしやすさなど、それぞれにメリットがあります。張地によって価格帯が変わるので、業務用など数を揃えないといけない場合などは、コストを抑えてお手入れしやすいフェイクレザーが多く求められるかもしれません。
こちらは我が家の一脚。ダイニングテーブル用ですが、心地よいので私はソファよりもこちらに腰掛けていることの方が多いです。イギリスアンティークのチェアで、店頭に置いてある時の座面の素材はレザーでした。毎日座るものなので、冬でも温かみがある方が良いと思い、ファブリックに張り直してもらいました。実際に使い出して、寒がりな私には正解でした!温もりがあって、愛着も湧き、気に入っています。
ダイニングチェアの一般的な座面高は400〜420㎜、ダイニングテーブルの天板高は700〜720㎜と、ほとんどこの範囲です。この、テーブルの天板高と座面高の差を差尺と言います。
この差尺が260〜300㎜あたりが、食べやすい姿勢を保って心地よいサイズと言われています。カフェやラウンジ、ロビーになると、この差尺の差が小さくなり、ゆっくりとくつろげる工夫がされていると思います。
チェアとテーブルの関係は、姿勢にも影響するので、考えておきたいところです。作業用途や身長で個人差がありますが、人間工学的に基づいて表すと、
最適な座面高=身長×0.25
最適な差尺=(身長×0.55)÷3
が適切とも言われてます。PC作業をする場合は、最適な差尺から−2cmなど、計算式は色々ありますが、目安にされて見てください。
海外製の商品の中には、チェアやテーブル高が高くなっているのもありますので、注意しておきたいところです。足がつかない場合などは、足の下にマットを敷く、デザインに差し支えなければチェアの脚を切るなどするのも良いかと思います。
ご購入の際は、必ず座り心地を確かめて、できれば靴を脱いで!お試し下さい。私は洋服を買う際にも必ず試着します。見た目がどんなに好きでも、着てみないとわからない、パンツを試着する際は、今の時期ならタイツの上から〜なんて人もいますが、そこは是非タイツを外してもらって!そうでないと自分に似合っているのかわからないから。
最後はなんのお話だったのかよくわからなくなりましたが、チェアを選ぶ際、使用用途や、どんな場所や空間にしたいかなどを考えて、理想の一脚に出会えるといいですね!