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民藝とジャパンディ

最近海外でも注目されている“ジャパンディ”
Japanese +Scandinavian、日本と北欧をミックスしたインテリアスタイルですが、私が10年程前に買った本にも、北欧から民芸へという提案がされていて、言葉こそなかったものの、スタイルとしては既に存在していたのかなぁなんて思います。

思い出してまた読み返してみました

BEAMS fennica、「デザインとクラフトの橋渡し」をテーマに、衣食住にまつわる手仕事のものを展開するレーベルですが、凝り性でミーハーな私は、一目見てみたいと、当時フェニカのあった渋谷のインターナショナルギャラリービームスに行き、ここがフェニカか〜!!と、壁一面にずらっと並べられた民藝品の器、他では見ない洋服、小物、珍しいものたちを前に、ウキウキして、穴がほげるごつ、、いや、目を皿にして!!見たことを思い出しました。商品を売ってあるというよりも、私には美術館や工芸館に見えてキラキラ⭐︎⭐︎
いつかのインテリアの展示会で、フェニカのディレクター、テリーエリスさんと北村さんのお話が聞けるということで、行ったこともあります。(北村さんのお名刺が宝物!)

書いてるうちに1人盛り上がって、つい長くなってしまいましたが、このジャパンディスタイル、日本と北欧には、“Less is more”(少ない方が豊かである)という共通点があると思います。日本には侘び寂びの質素で慎ましい文化、北欧にもシンプルな用の美の文化、どちらにも、手仕事やミニマルといった言葉が当てはまるので、自然とインテリアでもマッチするのではないでしょうか。

以前、フィンランドのアアルト自邸を訪れたとき、壁面に日本の簾が掛かっていました。まさか北欧の地で日本の簾をみるとは!不思議に思ってスタッフさんに「なんでこんなところに日本の簾が?」と聞いたところ、「ここにはこれが似合うと思って掛けてあるんだ〜」なんて言ってました。約90年前から和と北欧のミックスが!今思えば、日本の民藝運動の影響を受けていたのかなと思っています。

現在のジャパンディはヨーロッパ発祥と言われており、#japandistyleでインスタなど検索すると、北欧ベースのインテリアに和の要素をプラスしたインテリアが多いですが、日本の畳の部屋に北欧のペンダント照明や、北欧家具を取り入れるのも、ジャパンディスタイルになるかなというところです。我が家だと、北欧デザインのランプ、円形テーブルをそのまま和室に持っていくとジャパンディの完成かな?

こんなものです

家具、色、雑貨、天然素材、手仕事のもの、民藝品などでで北欧と和を取り入れ、シンプル/ミニマルに仕上げる。ジャパンディを取り入れて見たい方は、北欧ベースなら、日本テイストを、日本ベースなら北欧テイストを、というように反対の要素を意識して入れてみると良いかと、いろんなジャパンディ(←本日7回目)を見て私なりの解釈。

全体的にグレー、アイボリーなどのニュートラルなカラー、少しくすんだアースカラー、ポイントに日本の藍色や若草色などをファブリックに取り入れてみたりと、北欧インテリアに和のエッセンスを加えて、心地よいミックススタイルを作り上げていくのも楽しいかもしれませんね。

出典: 日本民藝館                                        現在、東京国立近代美術館で柳宗悦没後60年記念展「民藝の100年」も開催されています

yukkoインテリアコーディネーター/パーソナルスタイリスト/la estrellaバイヤー

アパレル・インテリア・建築業界を経て、現在娘の育児を中心にマイペースに活動中。旅・音楽・shop巡りが好きなわさもん母。

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