ブログ

選べる家づくり「知りたい、リノベーションのこと。」

「価値を上げる」のがリノベーション。
住まいの選択肢が増えた今は「選ぶ」時代です

「リノベーションと聞くと最近の流行のように感じますが、欧米では100年以上の家を修理しながら住み継いだり、新たな用途で活用するリノベーションは当たり前に行われてきたことです。一方、日本では家屋の平均寿命は30年といわれています。人口減少、少子高齢化の現代でも家を建て続け、空き家も年々増加しているのが今の日本の住宅事情です。

では、平均寿命30年の家は、住めなくなってしまうのか。そんなことはありません。断熱や耐震などが不安であれば補強して住み続けることができますし、マンションだって100年大丈夫と言われています。建築資材も高騰している時代の流れからも、これからは、中古住宅を活用した住まいは増えていくと思います。修復すれば住み続けられる家なのに、わざわざ解体し新築を建てる背景には、日本の住宅事情が新築志向な事も影響していると思います。

近年では世帯数の変化によって住宅購入は、単身者のニーズも高まっているんですよ。そうすると郊外の広い新築を手にするよりも、市街地の中古マンションなどをリノベーションして自分に合わせた家に住むのが現実的で、低予算で理想が叶いやすいというわけです。高齢者のニーズも高く、お子さんたちが巣立ち、使わない部屋が増えた家をリノベーションする例も増えています。

【話を聞いた方】

ASTER 代表取締役

一般社団法人リノベーション協議会 熊本支部長

中川 正太郎さん

祖父が創業した畳資材卸店に生まれ育ち、家具店に就職。経験を積んだ後、「中川正人商店」に入社。当時の内装部門「ASTER」を引き継ぎ、リノベーション専門ブランドとして成長させ、熊本のリノベーション業界を牽引している。

イラスト転載/リノベーション協議会 https://www.renovation.or.jp/

リノベーションとは?

リフォームとリノベーションが混在する方も多いと思いますが、それぞれ違う建築方法です。リフォーム(re・form)はカタチを戻すこと。リノベーション(re・innovation)は革命を起こす、価値を変えることを指します。

つまり、リノベーションは、既存の改修することで、機能・価値を向上し、快適な住まいを叶えることが出来るのです。これは、欧米では当たり前に行われてきたことで、建替工事に比べてCO2や廃棄物の排出量を大幅に削減でき環境への負担が少ないことも特長です。時代の変化と共に、日本でも近年、リノベーション住宅は増えてきています。

オンリーワンの住まいが手に入る

これまで100以上のプロジェクトを手掛けてきましたが、どれも楽しく携わらせていただきました。幸せや居心地の良さは人それぞれです。リノベーションは、「これをしたい」「こんな暮らしがしたい」という理想を、ハコ(物件)探しから行い、叶えていきます。オーダーメイドの家づくりができるからこそ、一例一例がオンリーワンなんです。

●75点ハウス

「最後の仕上げは自分たちで!」という希望から、途中まで施工を行ったため、合板などむき出しの状態で受け渡ししたもの。

●the BOOKS

「大好きな本に囲まれて眠りたい!」。ベッドルームに大型の本棚を設置し、寝る直前・起きてすぐ本が手に取れるように。

●MIX

「朝日を浴びて目覚めたい!」というオーダーから、ベッドルームをガラス張りに。LDKを通して朝日が降り注ぐ、珍しい間取りに。

ASTERが手がけたリノベーション実例は、下記のタイトルをクリックしてご覧ください。

▶︎[Renovation]家族と暮らしを見つめ 美しく再編集された 住空間を訪ねて。
▶︎[Renovation]ワンルームライクな心地よい大空間で愛犬と和やかに過ごす。
▶︎ASTER 

家と暮らし編集部

熊本で家を建てたい方に向けた情報を発信しています。タブロイド雑誌 は年に3回発行(2月25日、6月25日、10月25日)。本体価格500円+税で、熊本県内、福岡県南の書店・コンビニで発売中です!

このライターの記事を
もっと見る

LOADING