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住宅ローンに組み込めない費用のこと、把握してますか?意外とかかる、本体工事以外のオカネについて

家づくりにかかる大きな費用と言えば、土地の購入や建物、そして解体や基礎、エクステリアなどの付帯工事かな…と考えますよね。

しかし、忘れてならないのが「諸経費」。およそ建築費用の10%が目安と言われています。もし3,000万円の建築費用だとしたら、諸経費は300万!

ほとんどがローンには組み込めないもので、現金で準備する必要がある、となると早い内に把握・準備をしておきたいものです。

どんなものがあるの? 経費の一例について

登記費用/印紙税/ローン関係費/税金/確認申請/地鎮祭・上棟式などの式祭典費/工事差し入れ代/家具・カーテン/仮住まい費用/引っ越し費用/近隣への挨拶代/つなぎ融資費用/その他

などが挙げられます。今回は「登記費用」「印紙税」「ローン関係費用」についてまとめていきます。

登記費用について

新築する際には、面積や所在地、所有者を示す必要があるので「不動産登記」の申請を行います。具体的には「登録免許税」と「司法書士への手数料」が発生します。

建物を新築した場合、少なくとも(1)建物表題登記(2)所有権保存登記の2つが必要となり、場合によっては(3)(土地についての)所有権登記名義人住所変更登記(4)抵当権設定登記(5)抵当権追加設定登記(6)(土地についての)抵当権変更登記(7)(土地についての)地目変更登記が必要になります。このうち、(1)と(7)については土地家屋調査士、残りが司法書士の仕事となります。
法律上必ず行わなければならないのは(1)のみで、該当するようであれば(7)も法律上の義務となります。また、住宅ローンを組んでいるのであれば必ず抵当権設定登記が必要となるので、(2)と(3)は必ず行う登記であり、その他の登記は該当する方のみ必要ということになります。
登記が必須の建物表題登記は、
建物を新築した場合に,建物の物理的な状況についての登記をしなければならず、これは法的な義務となっています。建物表題登記をしなければ,その後の所有権保存登記や抵当権設定登記もできません。
かかる費用は建物の種類や構造、大きさなどによって異なりますが、6から10万円程度が一般的な費用です。
また、土地所有権移転登記は、登記簿上の土地の所有者を売主から買主に変えるための手続き費用です。所有権移転登記費用は土地の評価額で変わります。一般的には15万円~25万円程度です。ちなみに抵当権設定費用は、担保のことなので、抵当権設定費用は借り入れ金額によって異なります。

『オウチーノ』より引用

司法書士への支払いは特に規定されていないのでケースバイケース。おおよそ5~10万円が相場のようです。

印紙税について

続いては印紙について。工事やローンの契約には印紙税が必要になります。

各種の契約書を交わすときに発生するのものが「土地売買契約書」「工事請負契約書」「住宅ローンの金銭消費貸借契約書」の3つです。

印紙代の金額は決まっている?

印紙代は、契約書・証券などに記載されている金額に応じて支払う税額が変わりますが、契約書・証券に記載されている金額が低い時は、支払わなくてもいい場合もあるのです。参考までに、第1号文書の印紙代の一部をご紹介します。

記載された契約金額 印紙代
1万円未満 非課税
1万円以上10万円未満 200円
10万円超50万円以下 400円
50万円超100万円以下 1,000円
100万円超500万円以下 2,000円
500万円超1,000万円以下 1万円
1,000万円超5,000万円以下 2万円

住宅ローンの契約方法によって印紙代も変わる!

住宅ローンの契約時には、「住宅ローン契約書」を作成します。この契約書は印紙税法上の第1号文書「金銭消費貸借契約書」にあたるため、印紙代を納付しないといけません。ただ、住宅ローンの契約金額だけでなく、契約方法によっても印紙代が変わるため、その点は覚えておきましょう。

たとえば、契約者が一人で「固定金利」「変動金利」いずれかを選択し、住宅ローンを契約した場合、作成される住宅ローン契約書は1通です。そのため、印紙代も1通分しかかかりません。

しかし、契約者が一人であっても「固定金利」「変動金利」などを組み合わせて住宅ローン契約をする「ミックスローン」を選択した場合は、住宅ローン契約書が2通作成されます。そのため、印紙代もそれぞれの契約金額に応じて2通分必要になる点は注意が必要です。

また、夫婦や親子で住宅ローン契約をする「ペアローン」を選択した場合も同様です。契約書は、夫と妻(親と子)それぞれの分が作成されるため、印紙代も2通分かかります。

『新生銀行』ホームページより引用

ローン関係の費用について

住宅ローンについては、返済についての額や利率を気にする人が多いと思いますが、実はローン契約をするときにも10万単位の費用が発生します。

内容としては「抵当権設定登記量」「団体信用生命保険料」「融資手数料」「保証料」「印紙代」などです。

加えて、住宅ローンを受ける際には火災保険への加入も義務づけられているので(地震保険は任意)、その分も準備も必要です。建物の構造や地域、保険会社により金額は異なりますが20万~30万が目安のようです。

今回は家づくりに掛かる「諸費用」についての一部をまとめてみました。

この他の費用についても次回以降でご紹介していきますね。

『くまもとの家と暮らし』編集部では、皆さんが安心して素敵な家づくりを楽しんでもらえるよう応援しています!

■参考資料/引用元

『新生銀行』

『オウチーノ』

『ダイワハウス・My House Palette』

『家づくりにかかるお金のすべてが分かる本』主婦の友社(令和2年発行)

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