「こういう写真が撮れたらな」
「こんな世界があるんだな」
生きていく上で
写真を生業にしていく上で
どうしてもこの感動と葛藤とは離れられないと思う。
先月、熊本出身で東京で活躍しているフォトグラファーの友人の写真展の手伝いをした。
吉森慎之介くん。
空気の隙間を縫って撮っているような美しさを
どうしたらこういう風に表現できるのだろうと
うんうん唸りながら設営。
この数年、ありがたいことにいろんなフォトグラファーと会うことができたけど
吉森くんも会えてよかったと強く思うひとり。
彼が写真の世界に飛び込んだ時
私は街なかの小さなフリーペーパーの会社で夜中まで働き
そのままクラブで朝まで飲んでた気がするよ・・
写真は元々好きで、
でも編集者になりたくて私は編集者を目指した。
大学生の頃父から買ってもらったG8(RICOHのGRが欲しかったけど高くて断念)を持って
いろんな人を撮ったり
ボランティアで行ったマレーシアで異国の色彩やご飯を撮ったり
家に置いてあるものをどうにかおしゃれに写らないか研究してみたりと
とにかく四六時中、そのカメラをのぞいていました。
タウン誌時代には、
タウン誌が求める写真と自分が残したい写真のギャップを感じつつも
自分にはできないこともたくさんあり
鍛錬の日々。
撮れるようになってからは
SNSに自分用に撮った側面をアップする日々。
これが多分今に生きている気がするよ。
人生どうなるかわからないものです。
だから面白い。
photo by contaxt3