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最近よく耳にする「ウッドショック」とは?

みなさまこんにちは。
今回は、この夏より巷で騒がれている「ウッドショック」
について書かせていただきます。

ものすごく端的に状況を説明すると
アメリカの住宅需要がコロナ・低金利等複合的な要因により急増し
米松(主にカナダ産)がアメリカで消費され日本を含む全世界に
供給される絶対数が減ってしまい、需要と供給のバランスが崩れ
価格が高騰しているという感じです。

また、輸入する際に必要とされるコンテナ船の不足も問題の一因になっております。

今年、令和3年3月と比べると3割~5割木材の価格が高騰している状況です。

価格高騰についての影響は
ウッドショックによって起こる現象として、
現在契約を済ませている方は、高い金額で施工主が木材を調達しようとしても、供給がなされず
工事期間が延びるというリスクが考えられます。

もちろん各社契約済みのお客さまの建築期間が延長されないよう
海外からの木材が入らないなら国産へと仕入れ先をシフトして対応しよう
と各工務店さんメーカーさんは考えているのですが、
これも各社が同じ対応をするため、国産木材も供給不足に陥っている有様です。。。

価格にも影響が出てきて
令和3年7月より坪単価3万円から5万円値上げに踏み切ったメーカーさんも出てきました。

私の独自調査により影響を大きく受けている会社は

大手量産メーカー …… 大
100棟以上建設している地場メーカー …… 中~大
地場・大手ローコスト住宅 …… 大大
主に県産材を使っているメーカー …… 小
年間20棟以内建設している地場メーカー …… 小~中

どの会社も、お施主様にご迷惑をかけないようあの手この手を使い
引渡し期日が伸びないよう、価格転嫁しないように日々努力をされています。

さらにウッドショック以外にもビニールクロス等設備や建材も値上がりをしていて
少しでも早く契約した方が価格を抑えることができるのが現状です。

よって皆様に出来るのは

  • 検討しているメーカーが3月より価格が上がっているか確認
  • 契約した後、木材価格が上がっても契約に影響がないか確認
  • 何よりも検討されている方は早めの契約

になります。

しかし、無計画は失敗を計画します。
おうちの買い方相談室でしっかりと資金計画をお勧めします!

万江 英彰ファイナンシャルプランナー

球磨郡あさぎり町生まれ。住宅購入で失敗した自身の経験から、住宅に特化したFP相談室「おうちの買い方相談室」を設立。熊本にて20社を超える工務店・不動産業者・住宅展示場と提携し、住宅購入希望者向けの資金計画、住宅ローン選択のサポートを行う。これまでの相談件数は1,000件以上。 2019年度MDRT成績資格会員、TKU専属ファイナンシャルプランナー、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、相続相談士、住宅ローンアドバイザーなど資格多数。

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