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家族の風景。

編集も執筆も好きだけど写真は自分の中で特別なもので。

もちろん「編集者」として8年と半年(2社)働いたことで
編集者として生きていくのだけれど
写真もしっかり撮っていきたいと、歳を重ねるたびに強く思う。

独立して1年半。
写真の仕事もいただくことが多くなって
奇跡なのかなぁと思う日々。

その中でも昨秋はとにかく家族を撮ることが多かった。
七五三、お宮参り、結婚式(前撮り)
いろいろ形はあるけれど
すべて「今」を残したいという気持ちだ。

撮影日に「はじめまして」も少なくないのだけれど
20歳前後の時に家族よりも一緒にいたであろう親友家族の写真を撮ったことが
どうもこうも忘れがたい。

七五三撮影の依頼だったけれど
県外だったこともありホームステイ撮影。

かわいい三姉妹に囲まれて
一緒にご飯を食べたり
鬼ごっこしたり
YOUTUBEを見たり
お昼寝したり

カメラを向けて、絶対残したいとグッと力を入れた写真よりも
何気なく撮った時の写真は、
その時どんなことを思ってたとか
何を食べてたとか
湿度や温度もまで思い出すことがある。

他人だけれど家族の一員みたいな時間が
その時はすごく心地よかった。

何気ない、なんて本当はなくて
どれもがかけがえのない瞬間の積み重ねなんだろうな。

photo/naturaclassica(fujifilm)

大塚淑子編集・カメラマン・ライター

1985年生まれ、福岡県八女市出身。熊本を拠点に編集者・フォトグラファー・ライターとして活動中。かためのプリンとコーヒー味のおやつに目が無い。

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