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音楽遍歴を見てみよう たぶんその1

幸せそうなカップルを見ると
ネバヤンの「明るい未来」が

綺麗な青空の日に車を走らせてると
ヤマタツの「ヘロン」が

月が綺麗な夜ふけには
Lucky Kilimanjaroの「MOONLIGHT」が。

暮らしの中で必ず場面ごとに音楽を紐づける癖があって(みんなそうかな?)
頭の中でたくさんの音楽が鳴っています。そして実際に鳴らします。

昔は音楽のジャンルが知ってる限り数ジャンルしかなくて
JーPOPなのか、洋楽なのか、ジャズ、ロック、R&B〜〜とかって
なんとなく分かっていたけど
洋服のジャンルと一緒で多様化しすぎて正直好きなものしか聞いてないので
たまに音楽番組見てると知らないことが多すぎて
まったく興味湧かないものもあれば、前のめりで携帯にメモをすることも。

人の音楽遍歴を知るのも好きで、
「同世代だよねー!」とか「年下なんでそんな音楽聴いてたの?」とか
その人のこれまでの辿ってきた人生が微かに知れたりする、ほんの微かだけど。

わたしはというと。

特に両親が音楽好きという家庭ではなく
ただ上品な子どもに育ってほしいという母の思いで
クラシックをとにかく聴かされてました。
その時は興味なくて
流れでクラシックバレエを習っても
「歌詞がないじゃん」って、どことなくつまんなく踊ってた。今思うともったいないな。
私以外の兄姉がバイオリンを習い出しても、私は無理!と思って
当時好きな男子を追いかけて少年サッカークラブに入部。ここで私の人生分かれた感あるな。

そんな時、わたしと、私の家族の音楽の方向性を変える人が出てくる。
兄の家庭教師のたかちゃん。大学1年生。
当時私は7歳、小2だった。
進学校に行ったのに勉強嫌いで落ちこぼれになった兄のために
父の旧友の息子さんが我が家に来たのである。それがたかちゃん。
でっかくて、お洒落で、BMWのオープンカーに乗って週末やってくる。
うちの母の料理によくダメ出しをし
同じ名前というだけで私たちが恐れる威厳のある父とは仲良し。
そして頭がよく、口が達者。
コミュ力の塊で、すぐわたしたち子ども4人は懐き、慕った。

そしてたかちゃんは音楽が好きだった。
ユニコーン好きのたかちゃんはまず兄に教育に似た洗脳をし
兄は母にアルバムをねだり
母の車ではユニコーンが流れるようになり
私たちが口ずさみだし
あれよあれよと、家にはユニコーンのアルバムが溢れた。
他にもコーネリアス、クライズラー&カンパニー(葉加瀬太郎のクラシックバンド)、フリッパーズギター、イエローモンキー、CHARAと、音楽の英才教育。
おかげで私は小6になった頃にはコーネリアスのファンタズマを家でずっと流していたし
卒業文集の将来の夢に「奥田民生と結婚します」と書いていた。

でも田舎町の小学校で共感を得られるわけもなく
仲間外れが怖くって
流行っているSPEEDやGLAYも聴いていた。これはこれで良かった。
家が厳しくテレビの時間が限られており、流行りの歌番組が見れなかったから
みんなの話についていくのが大変だったけど、なんとか乗り切りつつ、
家では5:45からBSで流れるPVを流す15分の番組を楽しみに生きた。
そこではCHARAの「タイムマシーン」とイエモンの「バラ色の日々」に衝撃を受け、
オアシスまで釘付けになった。
都会の中学や高校に進学する兄姉から帰省のたびに新しい世界を見せてもらい
私の世界は輝きを増した。

書き始めたら止まらなくなったので
今日はここまで。

音楽は、いいね。

大塚淑子編集・カメラマン・ライター

1985年生まれ、福岡県八女市出身。熊本を拠点に編集者・フォトグラファー・ライターとして活動中。かためのプリンとコーヒー味のおやつに目が無い。