スーパーで手を出すのを躊躇してしまうほど野菜が高く、
サラダは最近食べていないし、冷蔵庫には日持ちするジャガイモとタマネギ、
お得なもやししか入っていない状態に。
緑色のものが食べたい。
とうとう冷凍野菜に手を出していたところ
母親から野菜のおすそわけをもらいました。
ということで、母親の自家菜園のお話を。
元々、野菜作りが趣味だった母親ですが、
新型コロナウイルスで自粛生活が続く中、
ご近所さんが「余っているから使いなっせ」と農地を提供してくれたそうで
それをキッカケに、母親の野菜づくりが勢いを増したんです。
「畑借りたから、野菜作るね〜」と聞いた週末には、
雑草を刈り、耕し、次々と野菜を植え……手伝いに行く暇もなかったほど。
たった4カ月で、雑草だらけだった荒地は、
トマトにキュウリ、空芯菜、トウモロコシ、
ニンジン、オクラ、カライモ、ゴーヤ、カボチャ……などなど、
数えきれないほどの野菜でいっぱいになっていて
自分の分だけでなく、おそすわけするほどの量に。
野菜が高いのに、ここには野菜がいっぱい!
これからは自給自足の時代ですね!
もちろん、ほったらかしでは育たず、
母親は、毎朝、畑に出かけて、
水をまき、雑草を抜いて、虫がついていたら取り除く。
全部、手作業です。
愛情をたっぷりかけて育てると、それに応えてくれるって言うけど
まさに、それ。
しかも、花を植えたり、休憩できる小さな小屋を建てたり、
すっかり母親色に染まった畑を見て、
農地を貸している人も、ご近所さんも、嬉しそう。
玄関脇の小さなスペースで野菜づくりにチャレンジして
見事失敗した私が、この母親の子とは思えない…。
私は、この先も「食べる専門」でやっていこうと心に決めた2020年の夏でした。