ふと気づくと増え続けるモノ・モノ・モノ。
これから家づくりを考えるにあたって、広い収納スペースがある家には憧れるけれど、そのせいで家族がくつろぐスペースが狭くなってしまうのも考え物…。当然ですが、収納を増やせばその分のスペースもコストになります。となると、予算やその他の制限で、理想の収納が確保できない場合も出てきますよね。
限られたスペースで、ゆったりくつろげる暮らしを実現するためには、やはりモノとの付き合い方が重要。せっかくこだわって建てたのに、家がすぐに散らかってしまうのでお客様をお招きするのも躊躇してしまう…なんてことにならないように、少しずつモノとの付き合い方も整理していきましょう。
まずは“仕分け”!
本当に必要なもの、なくても困らないものを仕分けしていきましょう。
どうやって仕分けるのかに悩んでしまう場合は、「今ある収納ケースをひとつ処分する」など強制的に収納量を減らすのか、「総量の80%まで減らす」といった方法で考えるのか、やりやすい方法を考えてみ決めましょう。(それをまず「決める」ことが重要です)
片付け上手な人に聞くと、仕分け対象のモノ(食器、洋服など種類ごとかでデスク回りなどエリアで区切るか)を全て別のエリアに移してしまって、必要なものだけを取ってくる…という方法もあるのだとか。
購入する前にひと呼吸おいてみる
ショップでひと目惚れしたワンピースや、子どもを寝かしつけた後についついネットで買ってしまう雑貨…。欲しい! と思った時、まずはひと呼吸おいて考えましょう。何のために必要なのか。今あるもので代用できないか。
もしくは、新しく何かを購入するなら今あるものを一つ処分するというルールを設ける、などが効果的です。
たまらない仕組みを考えて家族ルールにしましょう
家族みんなの共通ルールとして、不要なモノが入りにくい仕組みを作っていきましょう。
- チラシやDMなどは玄関に処分ボックスを設置して部屋に入れない。
- 学校関係のプリントは置く場所を決める。
- 趣味のモノは共有スペースに持ち込まない。
- すぐに整理できないものを一時置きするボックスを用意して定期的に整理・処分する
などなど、他にも皆さんのご家庭で取り入れられそうなルールをぜひ探してみてくださいね。
断捨離がうまくいくと、家の中がすっきりするだけでなく、気持ちの余裕から家族が仲良くなったり、片付けに使っていた時間を自由に使えたりというプラスの効果もあるようです。
今回はモノを減らすことで、小さな家でも快適に暮らすアイデアをご紹介しました。
「暮らしやすい家づくり」の参考にしていただければ嬉しいです。
■参考資料/引用元
『家づくりにかかるお金のすべてが分かる本』主婦の友社(2020年発行)
『「小さな家」づくりのヒント』主婦の友社(2018年発行)